皆様こんばんは。 fukunomoの松岡です。今回皆様にお届けいたしましたお酒は喜多の華酒造場様から「明日の日本を語る酒」です。
喜多の華さんとの出会いは今年の初夏、会津若松の酒屋さんでのことです。一口飲んでみて、「これは高い醸造技術の味がする…!」と確信しました。
ぜひここのお酒を皆様にも飲んでもらいたい! 翌月には喜多の華さんが出品されるイベントに押しかけ、蔵人さんに握手を求めてきたという次第です。
fukunomoでお届けするお酒は純米吟醸が多いです。特に純米吟醸にこだわっている訳ではないのですが、飲みやすさとお酒の個性の比率がちょうどいいものを探すと、結果として純米吟醸に落ち着きがちなのです。純米吟醸はお米を60%残して削り、ほどよく雑味を減らしたお酒。その一方でお米や作り手の個性も生かされており、一般的に吟醸らしいと言われるような甘くてフルーティーなお酒から、辛口で旨味のしっかりしたものまで、さまざまなタイプが造られています。
その中でも、今回の「明日の日本を語る酒」は特定の味や香りに個性があるのではなく、お酒の風味を構成する色んな要素のバランスに個性が宿るタイプのお酒です。古き良き日本酒らしい口当たりの温かさがあるものの、後味は上品にスッと引いていく。まだ酒造りをはじめて数年でこのバランス感覚、天性の何かがあるのでしょうか? これから先が楽しみすぎます。
普段の食事との相性も抜群で、かぼちゃやナス、秋刀魚といった秋の味覚にもぴったり。合わないものを見つける方が大変なくらいです。ぜひ、大いに飲み、秋の夜長を語り明かしてください。
では、楽しい日本酒ライフを
【飲み方のポイント】
常温のままでも様々な食べ物と合わせられます。少し温めてもまた違った表情を見せてくれますよ。